こんにちは!本日は「ママもパパも知っておきたい よくわかるオチンチンの話」をご紹介します。
男の子のママなら、「むいたほうがいいの?」「むかないほうがいいの?」と悩んだことがあるはず。
専門家でも様々な意見がありますが、本書を監修した岩室先生(公益社団法人地域医療振興協会ヘルスプロモーション研究センター長)は、剥くことを推奨しております。
本書にはオチンチンの仕組み、洗い方、ケア、トラブル、包茎、病気、ケガなどについて、記されております。本日はこの中から一番気になるむきむき体操の部分を抜粋してご紹介します。
むきむき体操のすすめ
男の子のママであれば、オチンチンについて一度は悩みますよね。「赤ちゃんのうちから早めにむいてあげたほうがいいのか?」「手術が必要なの?」など心配する方もいるかもしれません。
しかし、赤ちゃんはみんな包茎です。
オチンチンは成長とともに自然と皮がむけていく場合がありますが、そうなるまで包茎でいると、亀頭部と包皮の間にばい菌が入りやすく炎症を起こす可能性があります。早いうちから包皮をむいて清潔にしていれば、炎症の予防になります。また、勃起時に包皮に圧迫されないので、オチンチンの成長にもつながります。
始める時期はいつでも構いませんが、寝がえりをうたないうちだと、むきむき体操がやりやすいです。
むきむき体操のやり方
両手でむく方法です。すぐにできなくても心配はいりません。何度も試していれば次第に包皮が伸び、いずれむけるようになります。
①両手の親指と人さし指を使って、オチンチンの根本を持つ。
②包皮をゆっくりおろす。包皮がつっぱった感じがしたら、手をはなさず、そのままキープ。
③亀頭部の先がちょっとみえてくる。オチンチンを持つ手がずれることもあるが、必ず根本を持ってむく。
④亀頭部が半分くらい出てきたら、包皮をもどす。この「むいて、もどす」の動作を20回ほど繰り返す。
⑤最後は「①」の状態にもどす。
亀頭部の先が見えてこない、包皮がむきにくかったりしたら、無理をしないでください。お子さまが泣き出すまでやってはいけません。あせらず、おむつ替えや入浴時に毎日むきむき体操を行っていれば、必ずむけるようになります。包皮と亀頭部の癒着がはがれたときに、少し出血があるかもしれませんが、清潔にしてから包皮をもどしておけば、血はすぐに止まります。
包皮の戻し方
むきむき体操を行っている際、包皮口が小さいと、包皮がひっかかってもどらなくなることがあります。その時は、決してこのままにしておいてはいけません。「嵌頓包茎」といって、亀頭部がうっ血して腫れあがり、包皮がむくんだ状態になります。最悪の場合、オチンチンが壊死してしまう場合があるので、速やかに対処しましょう。どうしてももどらない場合は、泌尿器科で治療を受けてください。
①冠状溝に包皮がひっかかり、もどらなくなったら、このままにしておいてはいけない。
②オチンチンを押さえながら、親指と人さし指で亀頭部を30秒間圧迫する。
③指に力を入れ、亀頭部をつぶすようにしながら、包皮全体が亀頭部をおおうようにもどす。
④包皮がかぶった元の状態にもどる。こうしておけば、むくんでいても、1日くらいでむくみはなくなる。むくみがなくなったら「むきむき体操」を再開する。
むきむき体操の頻度は?洗い方は?
むきむき体操を始めたら、毎日おむつ替えや入浴の際に行ってください。包皮と亀頭部の癒着をはがすときに、痛がるお子さんもいるかもしれません。決して無理はせず、1週間に1㎜ずつ癒着をはがすようにしてください。毎日触っていれば慣れてきて、痛みも感じなくなってきます。
亀頭部の刺激に慣れるまでは、ガーゼやタオルで優しくふいてください。オチンチンを洗うとき、最初のうちは石鹸を使わないでください。亀頭部と包皮の隙間に石鹸が残り、炎症を起こしてしまうことがあります。亀頭部が冠状溝まで全部出せるようになったら、石鹸で洗っても構いません。
むきむき体操ですべて皮むけるようになっても1日剥かないでいるとまた癒着してしまうことがあります。お子さんが3~5歳くらいになったら、自分でむいて洗えるように教えてあげてください。
まとめ
むきむき体操は、専門家の間でも意見が分かれますので、ご家庭で話し合ってからむきむき体操を始めてみてください。
本書はほかにも
・オチンチンの悩みQ&A
・オチンチンとタマタマの病気・ケガ
などが掲載されています。
女性ではよくわからないオチンチンについて、頼もしい一冊です。
詳しく読みたい方はぜひ本書をご購入ください。
コメント