【家庭で英語を身に着ける!】世界で活躍する子の英語力の育て方

世界で活躍する子の英語力の育て方 幼児英語




こんにちは!

本日は船津徹氏 著世界で活躍する子の英語力の育て方」を紹介します。

著者の船津氏は、独自の英語教育プログラムを開発し、25年以上、4500人の生徒の指導に携わってきました。

本書は、英会話教室・海外留学に行かずに家庭でできる学習で英語力を身に着けられる勉強法が書かれています。

英語教育成功の3つの目標

日本国内で英語教育を成功させるには、3つの目標があります。

1.CEFR B2レベル達成
2.リーディング力の獲得
3.8~10年の学習期間

「CEFR」とは、外国語を学習している人の言語運用能力を客観的に示すための国際標準規格であり、6段階のレベルに分けられています。「B2」はそのうち上から3番目、「英検準1級」レベルに相当します。
高校生でこのレベルにあれば、日本で英語のトップクラスになれます。

これを達成するために、必要なのがリーディング力であり、さらに技能を習得するためには8~10年の期間を要するということです。

具体的な方法

学習内容と時期

2~3歳から英語学習を始める場合、以下のような学習内容と期間になります。

2~3歳フォネミック・アウェアネス
4~6歳フォニックス
4歳半~6歳半サイトワーズ・センテンス
5~7歳リーディング・フルエンシー
7~11歳リーディング

本書では、4~5歳からスタートする場合と、6歳以上からスタートする場合の学習期間・順序も記載されております。基本的には「フォニックス」⇒「サイトワーズ」⇒「リーディングフルエンシー」ですが、適切な順番で英語学習を進めることで、誰でも必ず英語の力が身に付きます。詳しくは、ぜひ本書を確認してみてください。

ステップ0.フォネミック・アウェアネス

フォネミック・アウェアネスは「英語のかけ流し」です。英語圏でも、日本と同じようにわらべ歌(マザーグース)で英語のリズムを身に着けます。

基本的には、かけ流しておくだけでよいのですが、2つのポイントがあります。

1.子供に気づかれないくらいの音量

決して子供に「英語を聞かせよう」とせず、英語の歌が耳につかない程度に小さな音量でかけ流してください。小さすぎて聞こえないだろうと音量を上げると、英語の音が耳につくようになり、子供が英語嫌いになります。

子供と会話をしていても大丈夫です。

2.同じ歌を何度も繰り返し聞かせる
10~20曲くらいのプレイリストをつくり、リピート再生しましょう。子供が何かに集中しているときに聞かせると効果的です。(一人で遊んでいるとき、食事しているとき、本を読んでいるときなど)
かけ流しの目安は1日1~2時間、毎日繰り返してください。
かけ流しのおすすめの曲は、
【マザーグース、ナーサリーライム】(わらべ歌)
You Tubeで「Mother goose」「Nursery Rhymes」と検索すればでてきます。
【季節の歌】
ハロウィンやクリスマスなどイベント時期には季節の歌もいいでしょう。
【手遊びの歌】
「Finger Play Songs」「Action Songs」と検索すると見つかります。繰り返しかけ流して、子供がメロディーを覚えた段階で、親が手遊び歌を歌ってあげると効果的です。

ステップ1.フォニックス

フォニックスとは、アルファベットの音を教えます。例えば「A=アッ」「B=ブッ」「C=クッ」という感じです。
フォニックスには「44種の音」と「120通りの綴りパターン」があります。これを順序だてて学ぶ必要があります。
これを学ぶ順序は
①アルファベットの文字と音  (Alphabet and Letter Sounds)
子音21文字、母音5文字の音の学習。
②短母音ワードファミリー (Short Vowel Word Families)
22種の短母音ファミリーの学習。3~4文字のライム単語の練習。
③長母音ワードファミリー (Long Vowel Word Families)
15種の長母音ワードファミリーの学習。4~6文字のライム単語の練習。
④ブレンズ  (Blends)
[ld][nd][nt][ng][nk][st][mp][sk][ft]などの連続子音を含む単語の練習。
⑤ダイグラフ (Digraphs)
[ch][sh][th][wh][ph]など2文字で1音をつくる単語の練習。
⑥二十母音 (Variant Vowel Pattern)
[oy] [oi] [ou] [ow] [oo]など連続する母音発音を含む単語の練習。
⑦Rのついた母音 (R controlled vowel)
[ar] [air] [er] [or]などRのつく母音の発音を含む単語の練習。
⑧特殊な音と綴り (Multiple Sounds and spelling)
[aw] [all] [dge] [zh] [kn] [gn]など特殊な綴りをする単語の練習。
基本的な学習法は同じで、習熟度に合わせて難易度を変えていきます。

フォニックスの学習法①アルファベットチャート

フォニックス学習の必需品は「アルファベットチャート」です。おすすめは、大文字・小文字・単語・イラストがプリントされているものです。

「アルファベットチャート」と検索すれば、無料でダウンロードできるものもあります。

アルファベットチャート

これを使って、

オインク
オインク

A says a,a,apple/エイ セッズ ア,ア,アッポー

というように、大文字「A」をさして「エイ」、小文字「a」を指して「ア」、「apple(イラスト)」を指して「アッポー」と教えます。発音の仕方は、YouTubeなどで探せば出てきますが、発音よりもポイントは

・親が楽しそうに読むこと
・チャートは子供の目の高さに貼ること
・英語は英語で教えること

です。親が楽しそうにしていると、子供が興味を持ち勉強をしてくれます。発音については、並行してアプリや動画を見せて、正確な音を聞かせれば大丈夫です。

フォニックスの学習法②アルファベットカード

アルファベットチャートと同時進行で遊びながらできる勉強法がアルファベットカードです。

購入するか、検索すれば印刷可能なものもありますので、カルタより少し大きいサイズに印刷し、台紙に貼り付けて作成してください。

①アルファベット26文字の大文字カード

大文字 アルファベットカード

②アルファベット26文字の小文字カード

アルファベット小文字カード

③イラスト入りカード

これを使用して、遊べるゲームを一部紹介します。

【アルファベットを順に並べるゲーム】
親が大文字、子供が小文字カードをそれぞれシャッフルして持ち、「よーいどん」でアルファベット順に並べていきます。先に並べたほうが勝ちです。

【大文字・小文字の神経衰弱】
大文字と小文字カードを伏せた状態で並べ、神経衰弱の要領でめくってマッチングさせます。

【カルタ取り】
大文字のカードを並べ、親が「ビー」と言ったら「B」のカードをとります。小文字のカードでは、親がフォニックスの読み方で「ブッ」と言ったら「b」をとります。

【単語カード取り】
イラスト入りカードを並べ、親が「アッポー」と言ったら子供が「Apple」のカードを取ります。


フォニックスの学習法③ワードファミリー

フォニックスの順序だてて学ぶ「音」と「綴り」の中で、ワードファミリーが出てきます。

ワードファミリーとは、ライム(韻=終わりの音が同じ単語)で単語の読み方を教える方法です。

例えば「cat」と「hat」は終わりお音が「at」でライムしています。

頻出するワードファミリーは以下です。

短母音ワードファミリー
at,an,ap,ack,ank,ash,ell,est,it,in,ip,ill,ick,ing,ink,op,ot,ock,ug,uck,ump,unk
長母音ワードファミリー
ain,ake,ale,all,ame,ate,aw,ay,eat,ice,ide,ight,ine,oke,ore
短母音:a=ア、e=エ、i=イ、o=オ、u=アという発音
長母音:a=エイ、e=イー、i=アイ、o=オー、u=ユーという発音
子供が混乱しないように、まずはしっかり短母音ワードファミリーを理解したうえで、長母音ワードファミリーの学習に移りましょう。
アルファベット小文字カード
教え方は、先ほどのアルファベットカードを用いて、(ここでは[at]を教えるとします。)親が、「a」と「t」のカードを並べ[at]をつくります。そして、その前に子音を置き
「c/クッ」and「at/アット」make the word「cat/クアット」
「m/ムッ」and「at/アット」make the word「mat/ムアット」
というように教えます。実在しない単語で構わないので、[at]の前に子音を置いて読むという動作を、親子で交互にやります。
その他、ワードファミリー絵本も読んでみると良いです。おすすめは「Bob Books」です。


フォニックスの学習法④YouTubeやアプリを駆使する

先にもお伝えした通り、フォニックスには「44種の音」と「120通りの綴りパターン」があります。ワードファミリーの次には、ブレンズ・ダイグラフなどが続きますが、フォニックスを系統立てて学習できる教材がないため、ステップごとに動画やワークブックを用いて教えてあげてください。YouTubeなどで検索すれば関連する動画が出てくるはずです。

ステップ2.サイトワーズ

サイトワーズとは、日本語の漢字に該当するもので、読書スピードを高め、流暢に読めるようにしてくれる単語のことです。これは、よく使われる単語を、よく出る順番で丸暗記していきます。

学習タイミングは、フォニックスのアルファベット26文字の音を覚えたら始めます。フォニックス学習が終わってからではないので、注意してください。

サイトワーズの学習法

英語圏でよく使われる「Dolch Sight Words」というリストはインターネットで検索すれば入手できるので、プリントして子供の目につくところに貼っておきましょう。

サイトワーズ

サイトワーズ学習のポイントは、正しく読めることです。まずは、意味を教えるよりも「読むこと」を優先してください。

基本的に丸暗記の学習のため、楽しく学習ができるように工夫をしてください。

・カルタや神経衰弱などのゲームを行う
・YouTubeやアプリを使用する
・サイトワーズ絵本で「読める!」成功体験を積ませる

サイトワーズ絵本はScholastic社の「Sight Word Readers」がアメリカの家庭でよく使われます。

ステップ3.リーディングフルエンシー

リーディングフルエンシーとは、「速いスピードで、流ちょうに英語の本が読める状態のこと」です。

子供が自力で本を読むようになるには、適切な順序で、適切な本を与える必要があります。

ステージ0.ピクチャーブックス(絵本)
親が子供に読み聞かせる本 対象年齢:0~6歳

はらぺこあおむし

ピクチャーブックスは、フォネミック・アウェアネスの助けとして活用してください。まずは「かけ流し」をし、そのあと親が子供に読んであげます。繰り返し音源をかけ流すことで、ネイティブ発音と内容を覚えます。そして親が読むことで、子供は興味を持ちます。


ステージ1.アーリー・リーダーズ
子供が初めて自分で読む本 対象年齢:3~10歳
アーリー・リーダーズ
アーリー・リーダーズは、子供が自分で読むことを目的とした本で、サイトワーズやワードファミリーを使用して文章がつくられており、最低限の英語知識で読み進めることができます。子供自身で「読めた!」という成功体験を積ませてげることが大切です。
・8~16P程度の短い本で、単語数は10~200程度
・1冊の音読は5分以内
・音源を聞かせてから読ませる
・音読で100冊読破が目標


ステージ2.リーダーズ
16~32ページの薄い本 対象年齢:4歳~小学生
リーダーズは、16~32ページの薄い本で、1冊でストーリーが完結する本です。子供の興味に沿って本を選びましょう。リーダーズを「多読」することできれば、リーディングフルエンシーはほぼ完成です!
・16~32P程度の本で、単語数は300~3000語
・子供の興味のあるものを選ぶ
・難しく長すぎる本は避ける(1Pに読めない単語は2~3個まで)
・5~10分以内で100冊音読が目標
ステージ3.チャプターブック
章立てされた文字ばかりの厚い本 対象年齢:小学生~大人
チャプターブックは、100ページほどの章立てされた文字ばかりの本のことで、レベル別に分けられており、子供の読解力にあ合わせて選ぶことができます。これが読めれば子供の英語教育は成功したといえます!
・チャプターブックは黙読する
・類語・同義語辞典を使う
・ハリーポッターが読めればゴール


まとめ

・英語教育は「フォニックス」⇒「サイトワーズ」⇒「リーディングフルエンシー」の順で行う
・フォニックスは「44種の音」と「120通りの綴りパターン」を順序だてて学ぶ・サイトワーズは「読める」を優先して学ぶ
・リーディングは「ハリーポッター」が目標、レベル後ことに応じた本を選びリーダーズまでは、音読させる
以上が本書のまとめになります。
本書では他にも、
・英語ができるとトクをすること
・日本の英語教育の間違い
・より具体的な学習の方法
・やる気を維持する環境づくり

などが掲載されています。ぜひ気になる方は購入してみてください。


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